ポマードおやじ
近所のスーパーへの道、
はんこ屋の隣に肌着屋がある。
どんな寒い日でもオープンエアーなつくりのその店は、
商品入りダンボールをどどどと並べ
「女子パンスト3足1000円」
「女子綿肌着500円」
とそのダンボールに書きなぐっている。
天井からはアンパンマン子供用寝巻きなんかが吊るさがって、
冬の寒空の下、はたはた風でなびいちゃったりしている。
ちょっとほのぼのした商店街の光景だ。
が。
そこの店主のオヤジが大変いただけない。
彼は大抵、店の前の道をはさんで反対側に立っている。
解る?店、道、オヤジ。の順ね。絵に描くと。
オヤジは大抵、黒の皮のハーフジャケットを前をはだけて立っている。
どんなに寒い日でも。
足元はサンダル。これまたどんな寒い日でも。
そう、これも商店街のオヤジの光景としては許容範囲。
だが。
すんんんんんんんんんごく、ポマード臭いのだ。
解せないのは、オヤジの頭には毛がない。のにだ。
毛がないのに何処にポマードを塗ってるのだ?さっぱり解らない。
それにも増して驚くのは店の中にいるわけではない、
道端に立っているにもかかわらず、
5メートルくらい手前から匂うのだ![]()
人生つまらないことに、イラつきたくはないが、
日々のお買い物、前方に黒皮コートのサンダルオヤジを発見する度ムッとする。
「店にひっこんでろ」とてやんでぇ~調で言いたいところである。
が。オヤジは道端でコートに両手を突っ込んで、
サンダル姿で道行く人に眼を飛ばしている。
いや、きっとそのつもりはないのだろうが、
「キューサイの青汁、うーん、マズイ」の悪役商会のあの人を思い出して欲しい。
眼飛ばしてそうでしょ?
いくら店の前といえど、
健全な街でオヤジの態度はどうなのだ?
いやいや、その前に過度なポマード臭は公害ではないのか?
そんなオヤジが今日はいなかった。・・・・・・めずらしい。
スーパーに入って「おや」。
おや、おや、おや。。。。。。この匂い。
こ、これは・・・・あのポマード![]()
と、と、いうことは。。。。どこかに。。。。オヤジが。。。。。
いた
私の行く手先、惣菜コーナーの揚げたてコロッケの前に![]()
![]()
コロッケ臭とポマード臭が混じって私はうぇ~、と倒れそうである。
み、皆。。だ、大丈夫か~?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・平気そうだ。
え?アタシが神経質なだけ?
そんなことないよ、絶対に。ホント、スゴイくっさいんだからぁ![]()
今度京都にきたらご案内します![]()
p.s. オヤジの写真はありません。
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